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僕らの仕事の基本は髪をカットする事じゃない。

  • 執筆者の写真: あかずー
    あかずー
  • 2018年10月12日
  • 読了時間: 3分



どーも♪福島県は会津地方の喜多方は

あかずーの館のあかずーです(^^)




髪を切る。

それは本当にデザインだけなのか?





これはこの仕事に就いて

髪を切る立場になってから

少し経って思った事だ。


スタイリスト(カットする人)

デビューしてから

間もない時と言うのは、

お店のオーナーや先輩が

ある最低のラインをクリアした時に

GOサインを出してくれるので、

経験値が少ないと言えば少ない。


修行先でのカリキュラムというのは、

ウィッグと呼ぶお人形を使った

基本〜応用のカットを学び、

その後にメンズ、レディースと

モデルをやるんだ。

双方とも100人近くのモデルを

カットする事になるんだけど、

複数回カットしても良かったので

半分の50人ずつを呼んでの

モデルカットをやったと思う。

(もう少し少なかったかな)


僕は地元じゃなかったから、

男女80人ぐらいを

探す事になったんだけど

まぁ大変よね(笑)

最初に来てくれた人から

ネズミ講方式に紹介してもらったよ♪


で、すんごい大変だったけど

それでも経験値は少ないと感じていた。

その練習の時は初めての人ばかりだけど、

サロンに立つと

元々いらしていたゲストも

担当する事になるから

今までとは違う雰囲気があった。。


経験値が少ないって事は

どこかしらで技術不足も

あったと思う。

なので退店するまでは

来てもらえるモデルさんに関しては

長年通ってもらったりして

スキルアップを図っていたんだ。




そんなある程度時間が経った時に

思ったんだけど、

大したカットしているわけではないけど

すごく満足して帰っていった人がいた。

特別奇抜でもなく、普段の様に

カットしたんだけどね。


正直奇妙だったし、

僕にはよく分からなかったから

次に来た時にぶっちゃけて聞いてみた。




僕「前回、いつもの感じっちゃー

感じでしたけど、

なんか清々しかったのは

どーしてだったんですか?」


ゲスト「いやね、モヤモヤしていてさぁ。

そんなに伸びてもいなかったんだけど

何か変えたくてね。

それで髪切ったら

なんだかスッキリしたんだよね。

それのことかな?」



特別僕のカットが良かったわけでも、

特別気に入ったわけでもない。

髪を切る事によって、

もしかしたら

気分を変えられるんじゃないのか?って

その時に気がついたんだ。


もちろん、求めてるオーダー等あって

それを得れば

誰でも気分は変わるんだろうけど、

そうじゃない場合でも

変化があるのであれば

カットってすんごいパワーがあるんだなぁと

この仕事が楽しくなった

きっかけでもあったんだ。



【上手くなりたいは自分のため。

気持ちよくなってもらいたいは

相手のため】


これがカットの軸の一つでもあるんだ。



究極、言っちゃえば

下手だろうがなんだろうが

その人の気分が良ければ

それでいいんじゃね???(≧∇≦)

って話よ(笑)


だから他店の技術の良し悪しとか

そんな事には興味が無くなったんだ。

でも、自分の理想のカットは

もっともっと出来るようになりたい。

理想を自由自在に操れる様になるのが

今現在の訓練であって、

誰かとの差をつけたいから

やっていることでは無いと

認識してもらいたい。


だって、みんなそれぞれ

頑張ってたりするもんでしょ?

僕はそう思いたい。

これは願望です(≧∇≦)




あっ、ブログが終わりそうだけど

本題に入ります(笑)





そんなわけでいらしたゲスト。




そんなに前に

カットしたわけでは無いんだけど


「もう、

気分スッキリしたーーいっ!!」


ってのが最優先でのご来店♪


もちろん、カットするわけだから

髪型ってのは意識するところだけど、

本人としては髪を切る以上に

気持ちを変えたいんだ。

短くしたいんじゃなくて

【気持ちを】なんだ。


だからそんな時は

いつものあるべき姿よりも、

新しい何かがきっと必要なんだ。

それのいい悪いなんてのは

次回からがスタート。



髪をカットするんじゃなくて、

【心をカットする事。】




これが僕らの仕事の

一番大切な事なんだと、

理美容師の先人からよりも

現場のゲストから学んだ事なんだ。









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